建築家インタビュー

永田 昌民氏

施工写真
ヨーロッパイメージ

ヨーロッパなどに行って感じるドアの重量感、質感はその国の文化まで語っている。日本の建具はのれんみたいな感覚だ。家の性能も変わってきているのだからそれなりに堅牢に、気密水密よく、そして日本の伝統の美しい軽やかさを残したい。

できれば木製建具にしたいと思う。木製というと「昔の隙間だらけの、重たい」というイメージがあるが、金物の使い方やエアタイトを考えれば、味わいなども含めた総合点でまさると思う。木建じゃ大きさや形も自由自在、5m幅全引き込みなんてこともできてしまう。見た目もやさしく手触りもよい。内部仕上げにもよくなじみ、建物と共に古びてくれるのも自然でいい。

建具は基本的に天井いっぱいの高さにする。引戸は、開けておいてじゃまでなく、つながりのことと共に金物が安くつく利点もある。扉は水がかりの外回りと玄関、浴室出入口だけは木質生地を見せ撥水剤塗り、その他はシナベニヤペンキで壁と同じ色合いが多い。
(住宅建築別冊 住宅設計手法 編集・建築思潮研究所)


永田 昌民

永田 昌民(ながた まさひと)
1941年大阪府に生まれる。69年東京芸術大学大学院修士課程修了後、同大学奥村研究室にて愛知県立芸術大学キャンパス計画に参加。73〜76年アルプ設計室を経て76年M&N設計室、84年N設計室に改称。
2013年12月没。


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